日々の雑感

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ゴールデンウィークも過ぎて、3月末まで受付した『ブログに載せて500円引き』キャンペーンの対象ご依頼品も全て掲載が完了しました。普段の修理では行わない、撮影&編集という作業が思いのほか大変で、写真を撮りつつ修理を行うかなりハードな日々を送りましたが、古い年代から現行品まで内外の主要ムーブメントの多くをまんべんなく掲載できる幸運に恵まれ、なんとか無事に目的を達成できました。ご協力をいただきました方には、この場を借りまして深くお礼申し上げます。また、今後は新サービスの『ブログ掲載オプション』のご利用も宜しくご検討ください。

ブログ掲載のペースは今後はだいぶゆっくりとなり、目下のところは月に数回程度のご紹介となりそうです。あたふたせずに作業クオリティの向上に専念でき、少し余裕も出て来ると思いますので、作業事例のほかにも何らかの話題などがブログ上で提供できれば良いなと考えております。


今回の写真はETAの交換用パーツ取寄せしたものを検品しているところです。ETAは今年からサードパーティ向けパーツの供給を停止しました。すでに相当量が市場に出回っており、今すぐにETAのパーツが入手困難になるわけではないのですが、不測の事態を避けるため、交換需要が多いパーツなどは手持ちの予備をストックしています。

ETAのムーブメントが使用されている時計は、現行品では一部のマニュファクチュールを除くと、ほとんど全てのブランド時計に採用されていると言ってよい程の状況です。「中身はよく知らない」という方。過去20年以内にスイス製の機械式時計をご購入であれば、高い確率で中身はETAです。当工房のサービスのページで、オーバーホール事例を見ていただければ、あれもこれも、という位に有名ブランド時計にも多く使われている様子がすぐに分かると思います。

ベゼルや風防やリュウズといった外装パーツは、ブランド毎にオリジナルのロゴが入っていたりして、取り寄せも出来ないものが多いのですが、中身は同じETAのムーブメントだったりします。そのため、どこのブランド時計であっても、ムーブメントがETA製であれば修理が可能というわけです。ETAのパーツは今後何十年にも渡ってストックする価値があると言えます。