今日の時計『アントワーヌ・プレジウソ』

Antoine-Preziuso|automatic (2892A2)

宮城県Y.K.様ご依頼品

プレジウソと言えば、フランクミュラーと同じく、90年代の機械式時計ブームに乗って一躍有名となった天才時計師のひとりです。しかし、独立時計師として自らが手がけて生み出すマスターピースクラスのものとは別に、一般にも手の届きやすい普及価格帯の製品も出しています。その多くがETA社のムーブメントを採用したもので、本機も2892A2をベースに、仕上げをオリジナルにしたものです。(それにしても、お問い合わせのときは一瞬ギョッといたします。まあアトリエ・ドゥにトゥールビヨンを送ってくるような方が出てくるなら、余程にたいしたものですが)ちなみに、トゥールビヨンなどというものは、一度も触れたことすらございません。ああいうものは、運良く引き抜かれて製造ラインのメンバーにでも入れてもらえない限り、覚える機会はありません。そうでもなければ菊野昌宏氏のような人並み外れた探究心とバイタリティで自分で作ってしまうかのどちらかです。

やるせないため息をお客様と一緒につきつつ、頑張ることにいたします。

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