カテゴリー別アーカイブ: 時計修理

今日の時計『セイコーGSスペシャル6155-8000』

SEIKO|GS Special Hi-beat cal.6155-8000

東京都 M.O.様ご依頼品

人気のセイコー61GSのご依頼です。今回はちょっと特殊です。ご依頼主はオールドセイコーのファンのようで、他にも往年の人気モデルを複数所有しておられます。オークションなどで中古品を集めておいでのようです。きっとこのブログの読者の中にも同じようにコレクションをなさっている方が少なからずおられると存じます。今回はそういった複数の時計コレクションがあって、しかも同じ型番のモデルをお持ちの方にはアピールするものがあるかも知れません。そのようなパーツ取りを前提とした時計を使った場合の修理事例と、予算的な参考という点で、今回はひとつのモデル例となったのではないかと思います。

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今日の時計『ジャガールクルト・マスタームーン』

Jaeger LeCoultre|Master Moon (140.8.98.S)

東京都K.H.様ご依頼品

今回のお申し込みなのですが、ご依頼主様いわく

『本当に良いものを長く大切に使っていきたいと思いを持ちつつも、一般の素人ユーザーである私にとって、OHの重要性はわかっていても、実際に時計の中身を見られる機会はいままで皆無であり、OHに出したとしても、このようにキチンと説明いただける機会は過去にありませんでした。ブログ、急ぎませんが、心待ちにしております(笑)』(抜粋)

と、めずらしくまんまと当工房の思惑にガッチリはまった需要からのご依頼でございました。

これにすっかり気を良くした私のやる気満々モードで、どうしてオーバーホールが必要なのかを一般にも分かりやすくご紹介すべく、ボリューム200%増しで少し暴走気味にやってみました。撮影と編集に要した時間は述べ2日間。(修理作業の時間は含めず)これで5,000円じゃちっとも儲からないのですが。ブログでのご紹介は当工房では初となるジャガールクルトということもあり、出血大サービスです。

 

ジャガールクルト・マスタームーンのオーバーホール事例をみる

今日の時計『ラドー・コーネル CORNELL』

RADO|Cornell (ETA cal.2782)

島根県N.M.様ご依頼品

ラドーのコーネルのオーバーホールとフルポリッシュのご依頼です。相当期間に渡ってメンテナンスがされていなかったと思われ、裏蓋はサビで固着し、内部のムーブメントには油が乾ききって全く残っておりませんでした。どうにも、機械式腕時計は消耗品のように使われて、動かなくなったらそこまでとでもいわんばかりの扱いを受けてきたものが目立ちます。当工房では5年に1回以上の定期メンテナンスをおすすめしておりますが、一般にはなかなか機械式時計にはオーバーホールが必要であることの意識が浸透していない印象です。それで、壊れたら修理で(簡単に!安く!)直ると信じられているものですから、修理屋はたまりません。そのような時代遅れの価値観を排除して、先進国日本にふさわしい知見をあまねく国民のみなさまに広めるべく、日々がんばってまいります。

ラドー・コーネルのオーバーホールと外装研磨サービス事例をみる

今日の時計『セイコーGSハイビート36000』

SEIKO|GS Hi-beat 36000 (6146-8000)

北海道T.H.様ご依頼品

お祖父様の形見のお品を、お祖母様が使用中の時計。1年前にオーバーホールに出したばかりにもかかわらず、日に30分も遅れるとのこと。風防もくもってしまうことがあり、水入りしているのではないかとご心配されておりました。リュウズも原型をとどめてないほどに擦り切っており、交換することに。北海道の冬は厳しいものと思われます。内陸などは陸の孤島になるのではないでしょうか。満足な修理サービスも受けられなかったのかも知れません。現在の水準からは考えられないほど修理レベルが低いものをよく目にします。それに加えて尋常でなく使い込まれた時計も多い気がします。モノを大切にするし、使い倒します。時計をみると、まつわる背景に思いをいたさずにおれません。

セイコーGSハイビート36000の修理事例をみる

 

今日の時計『ジェラルド・ジェンタ/クロノグラフ』

Gérald Genta| Chronograph (ETA2892A2+dubois-depraz)

宮城県Y.K.様ご依頼品

ジェラルド・ジェンタを知らない時計ファンはおそらく相当なモグリでしょう。高級ブランドのフラッグシップ・モデルとなった名作を数多くデザインしたデザイナーとして有名で、自らの名を冠した時計メーカーの創始者でもあります。よく知られた代表作はミッキーマウス腕時計ですが、他にもパティック・フィリップの “ノーチラス” やオーデマ・ピゲの “ロイヤル・オーク” など、「え?それもこの人のデザイン?」と知って思わずびっくりするほど、採用した時計ブランドには錚々たる顔ぶれが並びます。彼のデザインした時計はお子様用からハイエンドに到るまで、実に多いです。

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