ROLEX: Ladies DateJust cal.2135

ロレックス レディース・デイトジャスト

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分解前の測定です。縦姿勢が遅れていて、おそらく実使用でも毎日5秒以上遅れていく状態と思われます。オーバーホールの頃合いです。

 

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パーツの分解と洗浄が完了したところ。幸い交換が必要なパーツは見当たりませんでした。

 

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洗浄前と後の香箱(ゼンマイ)のようす。内部の油は黒く汚れてすっかり固まっていました。新しい滑らかな油を差します。

 

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ベース本体の組み立てに移ります。リュウズとキチ車・ツヅミ車をつけたところ。

 

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オシドリとカンヌキを加え、裏押さえを組んで巻き上げ機構ができました。

 

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続いて表輪列を組みます。ロレックスは細部にまで完璧にパーツが仕上げられています。妥協という概念がないのではないかという程の素晴らしい作りです。

 

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今回のレディース・デイトジャストは極小というほどではないですが、メンズのものと比べると、とても小さくて華奢です。

 

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輪列受けとアンクルまで取り付けたところ。ひとつひとつのパーツが小さく、作業には集中力と細心の注意が要求されます。

 

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テンプまで組んでベースムーブメントの完成です。

 

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ベースムーブメントの測定(半巻き)

左上)文字盤上 振り角 217° ビートエラー0.1ms +000 sec/day

右上)文字盤下 振り角 222° ビートエラー0.0ms +003 sec/day

左下) 3時下  振り角 196° ビートエラー0.1ms -006 sec/day

右下)12時下  振り角 187° ビートエラー0.2ms +008 sec/day

さらっと組んで、ゼンマイを半分ほど巻いた状態で測定です。この後さらに歩度の調整などをします。

 

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ベースムーブメントは問題なさそうなので、続いてカレンダー機構を組み立てます。このモデルは小型ながらメンズと同じくカレンダーの瞬間送り機構がついています。

 

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ダイヤ♪

 

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ケースはフルポリッシュを行いました。

 

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風防やベゼルをグラス・プッシャーを使って組み立てます。

 

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最後にムーブメント本体をケーシングします。

 

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最終特性

左上)文字盤上 振り角 293° ビートエラー0.0ms +004 sec/day

右上)文字盤下 振り角 298° ビートエラー0.1ms +005 sec/day

左下1) 3時下 振り角 275° ビートエラー0.0ms +005 sec/day

左下2)12時下 振り角 262° ビートエラー0.0ms +003 sec/day

右下3) 3時上 振り角 266° ビートエラー0.2ms +001 sec/day

右下4)12時上 振り角 258° ビートエラー0.2ms +004 sec/day

全姿勢差(Δ)4秒 最大振り角298°最小振り角258°

はっきりいってスゴイ性能です。新品時とほとんど変わらない特性と思います。私はいつも通り作業しただけです。ロレックスの真価は長くお使いになるにつれ際立ちます。

 

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研磨前(左)研磨後(右)

 

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完成

今回のサービス料金:オーバーホール(自動巻き) ¥20,000

外装研磨サービス:フルポリッシュ ¥5,000

ブログ掲載オプション:¥5,000

交換パーツ費用:なし

合計:¥ 30,000

 

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