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あなたの時計は末期症状かも知れません

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事実、そういった修理のご依頼はとても多いのです。

機械式時計はご存知のように歯車とゼンマイで動いております。時計内部の部品がかみ合ってなめらかに動作するためには、他の多くの機械と同じく油が必要です。ところが、油というものはどんなに高性能で最先端の技術で作られたものであれ、せいぜい5年ほどしか持ちません。油は乾いてしまって、歯車のホゾには汚れがたまります。

時計を道具として使うということは、24時間365日一瞬たりとも休むことなく動き続けることが求められます。これは時計の大きな特徴であり、それゆえ機械にとってはとても過酷な条件とも言えます。例えば自動車はどうでしょうか。24時間走りっぱなしで何日持つでしょうか。車は人間の命が関わりますから、車検が義務づけられています。ところが時計にはそういったものがありません。それでなんとなく、「まだ使えるからいいや」と思っていませんか?

歯車のホゾに汚れがたまると、おおきな摩擦を生じます。そのまま油が切れてきた状態になっても動かし続ければ、部品はすり減ってしまいます。歯車のホゾは鋼鉄製ですが、さらに硬い人造ルビーの穴石で受けています。想像してみてください。どんなに硬い鋼の包丁でも、研ぎ続ければやがて無くなります。劣化した古い油で時計を動かすことは、まさにこれと同じ状態です。

歯車のホゾの先端は、0.2mm極細シャープペンシルの芯よりも細いのです。テンプの天真という部品のホゾなどは、髪の毛よりもさらに細いです。そして、誤差が1/100mm も許されないほど精密な寸法で作られています。その前提が満たされて、はじめて期待される性能が発揮できるように設計されています。

ところが、メンテナンスを怠ったためにホゾがすり減ってしまい、そのために元の性能が発揮できず、そのまま使ったとしても余命が短くなってしまっている末期症状の時計は、想像するよりもはるかに多いのが現状です。そういった時計をオーバーホールして、動作を保証しなければなりません。

また、時計師の良心としても駄目になったパーツは交換すべきなのです。時計のパーツは非常に高額です。たった一つの部品でもオーバーホール代金を上回ることさえあります。定期メンテナンスさえ実施していたなら、こんなはずではなかったのに。気がついたときには後の祭りです。

前回のオーバーホール(または新品ご購入)から5年というのが、ひとつの目安です。この期間を過ぎている時計ほど、オーバーホールのみでは足りず、パーツ交換や修正のため追加料金の必要性が高くなります。


アトリエ・ドゥが解決のお手伝いをします

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あなたの時計はどうですか。「私の時計はまだ買ったばかり」という方もいれば、「もしかすると、、、」と不安にお感じになった方もいるでしょう。あなたが愛用している時計がどんな状態であるかを見極めて、今後も長くお使いいただけるように正しい方法で修理やメンテナンスを行います。

アトリエ・ドゥのサービス特徴

  • 時計の状態にあわせた料金プラン
  • 作業ハイライトをウェブ上で見られる
  • WOSTEP認定の信頼できる技術

 

【時計の状態にあわせた料金プラン】

「このブランドの修理料金なら5万円くらいですね〜」など、ろくに時計の中身も見ないで修理の受付をされたことはありませんか?

それは、時計の状態に関係なく、パーツ交換の必要があってもなくても、業者にとって都合良く利益があげられるように、割高な料金設定となっているからです。つまり業者本位の料金設定です。時計の中身に問題がなく、オーバーホール料金だけで済む人にとっては、払う必要がないコストが含まれており、全く迷惑な話以外の何でもありません。

アトリエ・ドゥでは、どんな有名ブランドであれ、作業コストに基づいた一律のオーバーホール料金にて対応します。お見積もりは、お預かりした時計の内部の状態をよく確認した上で、交換が必要となるパーツがあれば、別途に費用を計上するシステムを採用しております。時計の状態が異なれば、修理費用は異なって当然です。合理的で顧客本位のしくみです。(→基本オーバーホール料金+パーツ代プラン)

また、ご自身でお買い求めになった新品の時計とは別に、アンティーク時計などの中古品を専門店やオークションなどで入手し、当工房に修理をご依頼される事例がたいへん多く見受けられます。

現行品とアンティーク時計では修理費用は全く異なります。オーバーホールとは、時計内部の古くなった油や汚れを洗浄し、新しい油を差して組み直す作業です。オーバーホールを行うためには基本的に時計が動作していることが前提です。故障した不動品や何かが欠けている時計は基本オーバーホール料金のみでは対処できず、修理や交換パーツが必要です。その交換パーツの入手費用は、時計のブランドや年代に応じて千差万別です。たった1つのパーツでも数百円のものから十万円以上のものまであります。人気の高い古い時計のパーツほど入手難で値は天井知らずの傾向にあります。

そういったアンティーク時計の修理においては、ebay など海外オークションなども広く駆使してパーツの入手に努めておりますが、個別のパーツ単体での入手の見込みがほとんどなく、現実的な修理方法として、実働している同じ型のムーブメントが搭載された中古品を入手して、そこからパーツ取りをせざる得ないこともしばしばあります。

アトリエ・ドゥでは、ほとんどジャンク品扱いで他のどの店でも受付されなかった時計でも、「たとえいくら払ってでも、どうしても修理したい!」という熱いご要望にお応えすべく、ご予算10万円〜からの特別コースもご用意いたしております。(→すべておまかせコースの特別プラン)

 

【作業ハイライトをウェブ上でみられる】

いくら料金が安いからといって、本当にちゃんと仕事をしているのか、不安に思ったことはありませんか?あまりよい話ではありませんが、ろくに分解掃除もせずに油だけ差してハイおしまいのような、ずさんな対応をする悪徳業者もいるかも知れません。アトリエ・ドゥでは『ブログ掲載オプション』サービスにより、あなたの不安を完全に払拭いたします。

オーバーホール作業のハイライト写真に簡単な解説を加えて、パーツの分解写真から組み立て・注油、そして特性の測定結果に至るまでを当ウェブサイト内で公開いたします。これなら作業の様子がまるわかりです。自分の時計なのに、中身をみたことがない方がほとんどだと思います。どんなふうになっているのか見てみたいという、あなたの好奇心にもお応えいたします。他にはないアトリエ・ドゥだけのオリジナル・サービスで、大好評をいただいております。

(ブランド別のオーバーホール事例集のページはこちら)


WOSTEPが認めた確かな技術力

WOSTEP(ウォステップ)とは、『Watchmakers Of Switzerland Training and Educational Program』の略で、スイスのヌーシャテルに本校を置く時計学校のこと。世界のどの国や地域でも、スイス製の高級腕時計のメンテナンスや修理に要求される、高い技術水準を持ったサービスが提供できるように、時計修理技術者(ウォッチメーカー)を養成するため設けられた機関です。そして機械式時計のアフターサービスにおいては、CMWに代わり現在のところ世界中で通用する唯一で最高峰の資格です。アトリエ・ドゥでは、このWOSTEP certificateを取得した技術者である私一人のみにより、依頼された全ての時計を担当しています。

(アトリエ・ドゥ運営者の情報)


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